手掌多汗症とは?

手掌多汗症とは?

国際多汗症学会の手掌多汗症のページを抄訳します。参考にしてください。

 

 

手全体や手のひらに異常に止めようもなく大量に汗をかく症状を医学的には手掌多汗症と呼びます。この症状は本人にとっては、恥ずかしいし、ストレスがたまるし、自信喪失に陥るし、大変悩ましい問題です。持っていた紙の資料が汗でびしょびしょに濡れてダメになってしまったり、握手で滑ってしまったり、と社会生活を営む上で障害となる症状なんです。

 

実際、発表されたアンケート結果によると、様々な皮膚症状の内、手掌多汗症、つまり手の多汗症が最も社会生活を送るのに障害となる問題だと認識されています。

 

しかし、治療法はあります。その治療はよく効くし、治療法は一つではありません。

 

手掌多汗症の治療

 

制汗剤

まずは、制汗剤です。手のひらの汗でも制汗剤を使うのがまず最初の治療です。制汗剤は、切ったり注射したりしない、塗るだけの治療で、薬局に行けば様々な商品が目に入ると思います。

 

ただ、それらは最も制汗作用の弱い制汗剤です。それゆえさほど効果がなかった、という方がいるかもしれません。そういう方には、もっと強い作用を持つ制汗剤をお勧めします。それが塩化アルミニウムを配合したものです。このサイトでも進めている、デトランスαはその代表的な商品で、その塩化アルミニウム濃度は25%と、日本で売られている同種の制汗剤の内、最も高濃度の商品となっています。

 

これでも効かないという方もいるかもしれません。そういう人は病院に行く前に、正しく使えているか再確認してください。

 

  1. デトランスαは夜寝る前につけているか?朝出かける前につける普通の制汗剤とは使い方が違います。
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  3. デトランスαを付ける時、手を完全に乾かしているか?少しでも濡れた手に付けてしまうと効果が半減してしまいます。
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  5. 手がかゆくなったり、赤くなったりして継続できないという方で、つける時に手袋やラップなどで手を包んでいる人は、それを止めてみてください。

 

 

 

イオントフォレーシス

 

もし、上の制汗剤で十分な制汗効果が得られないようなら、次の一手は、イオントフォレーシスです。正しい機器を選んで、正しく使えば、その効果は医学的に証明されているほど間違いありません(海外の試験では81%の汗減少が見られた)。

 

  1. イオントフォレーシスの治療は病院でもできますが、家でも効きさえ購入すればできます。
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  3. イオントフォレーシスの機器は水道水を使って、肌に電流を流します。
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  5. イオントフォレーシスの作用については実ははっきりと解明されたわけではありません。ただ一般には、電流と水に含まれるミネラルが反応して皮膚の一番外側の層を厚くし、その結果、汗が皮膚表面に出てくるのを妨げるとされています。いったんこの発汗がブロックされると、手のひらの汗の産生が突然、大幅にストップします。

 

 

 

ボトックス注射

 

イオントフォレーシスに代わる治療法としては、ボトックス注射があります。経験の豊富な医師であれば手のひらへのボトックス注射で劇的に発汗量を減らせる可能性があります。ただ、その効果の持続時間は短く6か月程度であり、しかも手のひらへの注射は非常に痛いです。もちろん、注射前に手のひらを冷却するなど痛みを抑える方法はありますが、こうしたデメリットゆえに、日本では手掌多汗症でのボトックス注射は推奨されてはいません。

 

交感神経遮断術(ETS)

 

今まで紹介した制汗剤やイオントフォレーシス、ボトックス注射を試しても、十分な制汗効果が得られなかった場合の治療法には、交感神経遮断術(ETS)が考えられます。この治療は、汗を出す信号を伝える神経を遮断してしまうもので、その効果は実証されていますが、それでも100%の効果は保証されていませんし、それよりも代償性発汗という副作用があるために、医師によってはやらない人もいるし、やる医師でも患者の意思の確認を厳格に行ったうえでないとやらない治療です。

 

 

 

自律訓練法

 

なお、手掌多汗症の場合精神的な要因が大きい人が多いとされています。そのため、上で説明した治療が効かない人が割合としては多く出ます。そこで、自律訓練法という心療内科の領域の方法で精神を安定させる方法を取る場合があります。

 

 

 

 

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